Head of Engineering, Data 前田達志

「データの活用」を魅力に感じて創業メンバーとして入社

私はフライウィールの創業当時からのメンバーですが、データを中心にして事業を展開するというフライウィールの方針はとても魅力的に感じました。

創業したばかりの会社への転職という点で将来の不安がないわけではなかったのですが、これまで培った経験と技術で何かができそうな思いと、多少うまくいかなくてもなんとかなる、何かできる仕事はあるだろう、くらいの気持ちで転職を決めました。

創業当時は、オフィスマンションの1室で仕事をしていました。席も9人入れば満員というくらいの規模で、エンジニアの業務として、お客さまを訪問してデータを解析させてもらったり、事業立ち上げのための製品開発をしたりという仕事はもちろん、雑用的な仕事もたくさんこなしました。

物を作ったりするのは割と好きなので雑用的な仕事も楽しかったですし、最初のオフィスから引っ越すときもネットワークの設定なんかは私が担当していました。当時はエンジニアなのに「総務部長」なんて呼ばれていましたね。

大手企業の場合には組織も大きく事業も幅広いため、「いまそれをやる必要があるのか」という業務があったことも否めません。一方でスタートアップはいい意味で余裕がないので、今やらなければならないことだけに集中できる。なぜこの仕事をするのかという意味がクリアなので、もやもやすることは少なくなりました。

一方で例えばデータを扱うための環境は大手企業のように準備されていないので、そのような環境を自分たちで整備する必要もあります。それは大変ではあるけれど、やりがいでもありますね。

検索の経験がフライウィールでも活きる

前職ではマイクロソフトで、日本市場向けのWeb検索や地図検索といった検索サービスの開発を担当していました。

フライウィールへの転職は「もっと広い視野を持ちたい」と思っていたのが理由の1つです。マイクロソフトも、その前に働いていたNTTも大手企業だったので、規模が小さくスピード感のあるスタートアップで働いてみたいという想いに加えて、1つの企業に長く勤めていると「このままでいいのか」という漠然とした不安もありました。

また、私が前職や前々職で培ってきた検索分野での技術がフライウィールでも役に立つのでは、と考えたのもあります。Web文書を始め様々なデータがあってこそサービス提供から品質向上まで可能となる、「データが重要」という要素は共通していたからです。

データから価値につながる示唆を探求

私のミッションは、お客さまのデータを価値あるものに変えていくことです。生の状態で入手したデータを、我々なりの解釈を加えながら、ソリューション提供や分析が容易にできるように整理するのが大まかな業務内容です。

お預かりしているデータは、事業規模の大きなお客さまでは量も膨大ですし、形式も異なります。これを全部個別に対応するのは大変なので、それぞれ最適な価値提供ができるようにすることは大前提としつつ、ある程度同じパターンで扱えるものは汎用化するなど処理の効率化も進めています。Webから集めてきたデータを検索できるように持っていくという検索での経験が大きく役に立っています。

さらに、フライウィールでお手伝いさせていただく案件には、検索とは違う課題がありますし、やりがいもありますね。Web検索は入力(クエリー)に対して最適な答え(検索結果)を出すという、ある意味シンプルなタスクです。現在の担当案件にはもっと複雑なものもありますし、データを分析してそこから課題を明らかにする必要のあるケースもあります。課題をお持ちのお客さまに対して、いただいたデータの中から示唆を見つけられたときに「この仕事は面白いな」と感じます。

メンバーと「データのことは何でも解決してくれる」会社を目指す

フライウィールは裁量労働制を実施しており、リモートワークも行いやすいように整備されています。小さなお子さんがいるメンバーもフレキシブルに仕事ができる環境だと思います。

社内の雰囲気は気が合う人が多いな、とは思いますが、気が合う人がいるというのは以前の会社もそこまで変わりません。ただ1つ違いを感じるなら、ほとんどの人がデータの業務に関わっていて「データとは何か」という理解があるところですね。意識を合わせようということをせずに感覚が合うというのは、同じ業務に携わるときに仕事が進めやすいです。

今もまだまだやることはたくさんありますが、将来的には企業が抱えているさまざまな課題に対して「データのことならフライウィールに頼めば解決してくれる」というポジションになることが理想ですね。そのレベルに達するにはまだ時間がかかるでしょうし、さすがに「何でも」とはいかないかもしれませんが、どういうことをすれば我々の価値を最速で出していけるのか、という手応えは掴み始めました。

今後もさまざまなお客さまのデータをお預かりして仕事をする中で、我々ができることを研ぎ澄ませて行きつつ、仲間が増えることで我々が持っていなかった知見やスキルが組み合わさることで新たな力を発揮できることもあるでしょう。

ただ、人数が多くなればいいというものではなく、「我々が一番力を発揮できるのはどの領域なのか」ということをしっかりと認識した上で、会社のブランディング向上や人数の強化なども含めて総合的に成長できればと思っています。

※所属・業務内容は取材時点のものです。

フライウィールでは、ソフトウェアエンジニア、データサイエンティストなどの共に新しく価値あるプロダクトを一緒に生み出すメンバーの採用を積極的に行っています。
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社員インタビューは下記リンクから
横井啓介:プロダクトマネージャー
太田浩行:スタッフエンジニア
川端貴幸:データサイエンティスト
吉野祐輝:データアナリスト