こんにちは!Engineering Manager の加藤です。最近 Nintendo Switch2 をやっと買えました。ゲームの進化もすごいですが、当社の技術進化も負けていません。
先日、フライウィール社内で技術イベント「Demo Day」を開催しました。本日は、新オフィスでの初開催となったこのイベントの熱気と、実際の発表内容をご紹介いたします。
Demo Dayとは
Demo Day とは、フライウィール社内で定期的に開催されており(およそ四半期に 1 度、直近では 7 月、10 月に実施しました)、メンバーが自らのプロジェクトや新しい取り組み、技術的な成果などを発表し合うイベントです。発表は一人あたり 5 ~ 10 分程度、エントリー式で気軽に発表ができるのが特徴です。オフィスではお菓子や飲み物も用意しながら、カジュアルかつオープンな雰囲気で実施しています。
イベントの様子
今回の Demo Day は、これまでとは一味違った雰囲気での開催となりました!

当日はハロウィンの時期に近かったこともあり、会場にはハロウィンにちなんだお菓子が並び、中には可愛い帽子を被って参加しているメンバーの姿も見られ、終始和やかな雰囲気でした。

そして何より大きかったのは、移転したばかりの新オフィスのイベントスペースでの開催です。これまではスペースの関係で多くのメンバーがオンラインでの視聴という形だったのですが、新しいオフィスでは広々とした発表スペースができたため、多くのメンバーが会場での参加となりました。発表者と参加者が直接顔を合わせ、終了後には発表に関して熱く語り合うテーブルもありました。会場があることで技術への関心がより一層高まる場となったのではないでしょうか。
新オフィスについてはこちらの記事もご覧ください!
発表リスト
今回は、多岐にわたるテーマで計 11個( 9 件 + 飛び入り 2 件)の Demo 発表が行われました。
| タイトル | 概要 |
|---|---|
| CDA 認可サービス紹介 | Conata Data Agentでの開発中の機能を紹介しました。 |
| Search Data Provider の MCP server としての提供 | Conata Data Agent 内で利用されている「Search Data Provider」という検索コンポーネントの機能をMCPとして提供する、という Demo でした。 |
| Running GUI Apps in Dagster Jobs | Dagster job 内で X server を動かし、headless browser ではうまく表示できない埋め込みダッシュボードを headed browser で表示しモニタリングする、という紹介でした。 |
| Deep Research Agent | GitHubで公開されている https://github.com/langchain-ai/open_deep_research を用いた Demo を発表しました。 |
| AST を用いた LLM 支援型 Snowflake クエリ生成 | LLM で自然言語を Snowflake クエリへと生成する Demo を紹介しました。 |
| Assign Solver | プロジェクトへのメンバーアサインを線形計画法を用いてマネージャーの業務を支援できないか?という Demo でした。 |
| エンティティ (略語) 抽出の取り組み紹介 | 略語を自動抽出する仕組みを実際に開発し、その結果について、Demo として報告していただきました。 |
| Use event data with search data provider and LLM to generate useful reports | Search Data Provider を活用して必要なデータを検索し、その結果を LLM に入力として渡すことで、有用なドキュメントを自動生成する仕組みを Demo しました。 |
| Meeting Summary | お休み後のキャッチアップにミーティングのサマリが知りたい、というニーズに応える Demo を紹介し、さらにその発展形として欲しい情報ごとにダッシュボードのようなパネルを作成するアイディアを発表しました。 |
| OSS LLM の安全利用 | Unsloth 公式の docker コンテナを利用することで環境構築の手間をほとんどかけることなく、EC2 上で OSS の LLM を試せる Demo を紹介しました。 |
| 往年の名作アクションRPGの特定ステージを再現した多人数参加型ゲームにおける多数決コントロール | ゲームコントローラーのそれぞれのボタンを別々の参加者に割り当て、多数決でコントロールするという新たなゲーム体験を紹介しました。業務系の Demo とはまた違う、新鮮な発表でした。 |
おわりに
今回はフライウィールのバリューである「Move Fast」な文化を体現する Demo Day についてご紹介しました。新しいオフィスに移転し、エンジニア同士のコラボレーションはさらに加速しています。
今回の記事にある発表内容で気になる話がありましたら、お気軽にお声がけください。一緒に、データと技術で新しい価値をつくる仲間をお待ちしています。
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