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Spotlight on Search at Google Japanに参加しました

お久しぶりです。ソフトウェアエンジニアの大北です。
先日、Googleの東京オフィスで開催されたSpotlight on Search at Google Tokyoというイベントに参加させていただきました。サーチチームがこういったイベントを行うのはとても珍しいことらしいので、どのようなイベントだったのか記録しておきます。(私が個人的に記録したメモから書き起こしているため、間違っている点や誤解している点などもあるかもしれません。ご了承ください。)
#SpotlightOnSearch というハッシュタグが用意されていたので、他の方の感想が気になる方は、ぜひツイッターで探してみてください。
このイベントは、以下のようなタイムテーブルで行われました。

  1. Google 東京オフィスの紹介
  2. 東京のサーチチームの仕事内容の紹介
  3. あらかじめ参加者から集まっていた質問への回答
  4. グループに分かれてのインタラクティブセッション
  5. ネットワーキングタイム

タイムテーブルに沿って、どのような内容だったのか紹介していきます。

Google 東京オフィス

東京オフィス エンジニアリングチームのサイトリードであるRyoichi Imaizumiさんによって、Googleの東京オフィスについて紹介がありました。
東京オフィスは、日本語によるサーチの改善を目的として作られた、Googleにとって初めての海外オフィスらしいです。
現在の東京オフィスでは、日本語によらない様々なサーチに関する機能の開発を行っており、また、サーチ以外にもいくつかのチームがあるそうです。

東京のサーチチームの仕事内容

現在の東京のサーチチームでは、どのような仕事を行っているのか紹介していただきました。
いかにクエリを緩くしてマッチするドキュメントを増やすか(Synonyms)、誤ったクエリをどのように修正するか(Spelling)、モバイルから検索が行われた時にどうやってモバイル向けサイトを検索結果の上位に持っていくか(Mobile Ranking)などサーチエンジンらしい機能から、PDFからWebサイトを生成できる機能(インド向け、検索結果に載せられるドキュメントを増やすということがモチベーション)、動画の解釈(Video Understanding、今年できたばかりのチーム)など様々な機能の開発を行ってきたそうです。
また、Googleのサーチチームでは、以下のようなサイクルで開発を行っているという話もありました。

  • Analysis
  • Idea
  • Implement
  • Experiment
  • Approval
  • Launch

これについては、How Google makes improvements to its search algorithm という動画でも紹介されているそうです。(英語音声ですが、日本語字幕ものっています。)

あらかじめ参加者から集まっていた質問への回答

このセッションでは、サーチエンジンというよりは、Googleで働くことについての質問が多かったです。フライウィールのブログでGoogleのリクルーティングをするのもおかしいと思うので割愛しますが、気になる方は、Googleのイベントに参加してみてください。

グループに分かれてのインタラクティブセッション

このセッションでは、参加者を3つのグループに分けて、サーチチームの中の3つのチーム(Search Quality、Google Assistant、その他諸々)の紹介とそのチームに対するQ&Aが行われました。参加者が多かったので、3つのグループに分かれても、30人くらいいたように思います。
私のいたグループでは、検索エンジンとリスティング広告の関係について質問が出たのですが、「サーチチームは広告のことを一切考えていないです。」と言い切っていたのが興味深かったです。
ネットワーキングタイムは、ほとんど参加せずに帰宅してしまったので私の参加記録は以上になります。
いつか、フライウィールでも、エンジニアの集まるイベントを開けたら良いなあと思います!