ソフトウェアエンジニアの米山です。
好評を博した第 1 回・第 2 回に引き続き、今年も KDH グループでのプログラミング大会「KDH CUP」を開催いたしました。回を重ねるごとに熱量を増す大会の様子をレポートします。
KDH CUP とは
私たちフライウィールが所属する KDDI Digital Divergence Holdings (以下 KDH) グループでは、グループの企業間交流イベントとして 2023 年より「KDH CUP」と冠してプログラミング大会を開催しています。
第 1 回のイベントの様子は過去記事をご覧ください。
準備:サーバーの構築とオリジナルの問題
第 3 回も開催準備・運営はフライウィールのメンバーが中心となって行いました。第 1 回では外部のシステムと用意された問題を利用していましたが、今回は DOMjudge というシステムのサーバーを構築し、オリジナルの問題を 5 問作成しました。幅広い難易度の問題を用意し、更に問題ごとに抽選で賞品を用意することで初心者から上級者まで楽しめる大会を目指しました。
大会の様子:過去最大規模の激戦
イベントはオンライン・オフラインのハイブリッドで開催しました。フライウィールを含めて 7 社から 35 名のエントリーがあり、過去最大規模の大会となりました。オフライン会場となったフライウィール新オフィスのカフェテリアにはエンジニア以外の観戦メンバーも集まり、熱気に包まれました。
※新オフィス、カフェテリアの紹介はこちらのブログをチェックしてみてください!

KDH 木暮社長の開会挨拶の後、いよいよ 1 時間の競技が始まりました。今回も運営メンバーが実況・解説を担当し、問題の説明や近年のコーディングエージェントの発展などについてのトークを盛り込みました (なお、今回のコンテストでは公平に純粋なコーディング能力を競うため、生成 AI の使用は禁止としました)。
例えば第 1 問では KDH グループに属する会社名にちなんでこのような問題が出題されました。
問題
整数 N と、それに続いて N 個の英文字列が与えられます。各文字列について、大文字だけを抜き出したものを求めてください。
入力例
8
IRET
ELYZA
KddiAGiledevelopmentcenter
KddiWebCommunications
ScrumIncJapan
FlyWheel
KddiDigitaldivergenceHoldings
KddidigitalDivergenceHoldings出力例
IRET
ELYZA
KAG
KWC
SIJ
FW
KDH
KDH競技開始後、わずか 5 分の間に 15 名がこの問題を正答する白熱した幕開けとなりました。上位の参加者が順調に正答を積み上げていましたが、終了 15 分前の時点で最終問題の正答者が現れないまま、結果発表を待つ形となりました。
そして、栄えある優勝者は…

フライウィールの小野さんでした!
各企業の猛者の熾烈な争いの中、終了 1 分前に最終問題を正答し、ただ一人全問正解を達成して優勝を勝ち取りました。
回を追うごとに他社からの参加者が上位に迫っていますが、第 3 回もフライウィールがトロフィーを守り抜く結果となりました。

懇親会:グループの垣根を越えた交流
大会後にはそのまま会場で懇親会が開かれました。参加者が問題や戦略、次回の大会のアイデアなどについて議論を交わし、会社の垣根を越えて大きな盛り上がりを見せました。

優勝者インタビュー
見事優勝した小野さんにお話を伺ってみました。
Q: 優勝おめでとうございます!優勝されてのお気持ちをお聞かせください。
A: 良い結果を出せるよう気合いを入れて臨んでいたのですが、優勝ということで非常に嬉しいです!
Q: 小野さんにとっては初めての KDH CUP だったと思いますが、大会についての感想をお聞かせください。
A: 面白い問題が多くてコンテスト中は非常に楽しめました。特に最後の問題はバグを取り切れず誤答を繰り返してしまったものの、残り 1 分でなんとか正答でき、非常に嬉しかったです。運営の皆様、本当にありがとうございました!
Q: 第 4 回に向けて、意気込みをお願いします!
A: 第 4 回も選手として出たい気持ちもありますが、運営の側として作問等で貢献することも考えてます (作問はしたことがないので本当にできるかどうか分からないですが…) 。作問することになったとしたら、選手の皆様に楽しんでもらえるような問題を作れたらなと思います!
次回開催に向けて
イベントは好評のうちに終了し、木暮社長からも「半年に一度は開催したいですね!」と、次期開催に向けた熱いメッセージをいただきました。今後も新たな競技形式も模索しながら、この交流の場である「KDH CUP」の開催を続けていきたいと考えています。
KDH CUPの熱気からも伝わるように、フライウィールでは技術への探究心や成長意欲を持った仲間が集まっています。私たちと一緒にイノベーションを加速させたいエンジニアの方、興味をお持ちいただけた方は、ぜひ下記の採用情報をご覧ください。
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