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フライウィール、KDDI物流センターへデータ活用基盤Conataの本格導入開始、倉庫業務の出荷量最大化を実現

分析・可視化・最適化によってスマートフォン出荷量従来比1.4倍増 

エンタープライズ企業のデータ活用を支援する株式会社フライウィール(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:横山 直人、以下 フライウィール)は、KDDI物流センターへフライウィールのデータ活用基盤のConata™(コナタ)の導入とデータ活用に関するコンサルティングを実施し、スマートフォン個人向け出荷において倉庫業務を最適化することで、従来比約1.4倍の改善を実現しました。

本取り組みは、倉庫内の自動化されている業務のピッキング、仕分け、加工、封かんなどの既存業務システムに、フライウィールが提供しているデータ活用基盤Conata™(コナタ)とデータ活用に関するコンサルティングを導入・実施しました。

具体的には、人員とリソースの過不足を分析し、シミュレーションに基づいて最適なシフトを作成しました。さらに、設備の使用計画においても、稼働率を最大にするための最適化を実施し、設備の性能を高めることで倉庫の業務運営を改善しました。

今回は、出荷量最大化の実現だけではなく現状の設備が持つパフォーマンスを定量的に把握することができるようになりました。当初の設備設計時に想定されていた一日あたりの処理数に対して、阻害要因を解消し改善することで、約2倍程度の処理数が消化可能であることが判明しました。

これにより、出荷量拡大のための設備改善における追加投資計画において、設備設計時の仕様ではなく実績データを参照することで、最適な投資計画を策定することが可能になりました。また、シミュレーションによって、業務上、何が、どの程度必要で、どのように業務をすべきかが可視化されることで、最小構成の人員シフトにて対応できるようになりました。

その結果として、これまでの課題であった繁忙期と閑散期の人員配分が最適化され、それぞれの時期や期間に最適な倉庫運用のための人材やリソースで運用できるようになります。さらに、人員や設備の余分を減らすことでコストを削減しつつ生産性を高めるとともに、物流倉庫の運営全体をデータ活用によって改善することが可能となります。

今後も、本取り組みを通じてデータ活用による物流倉庫運営の最適化を促進することで、 物流2024年問題や2030年問題など様々な社会課題の解決に寄与していきます。

フライウィールは、企業のデータ活用における困難な経営課題を解決しながら、フライウィールが提供するデータ活用プラットフォーム「Conata™(コナタ)」と共に、フライウィールのミッションである「データを人々のエネルギーに」の実現に向けて、社会へ新たな価値を提供すべく邁進してまいります。

 

【 フライウィールについて 】

フライウィールは、データ活用を推進する企業の挑戦に伴走し、成長を約束するデータ専門のプロフェッショナル集団です。企業のニーズに応じて、データ戦略立案からシステム構築・導入支援、活用・活性化支援を通じて、目に見える成果を迅速に実現します。フライウィールのデータ活用プラットフォームConata™(コナタ)と包括的なプロフェッショナル サービス(コンサルティング)を組み合わせることで、PDCAサイクルを加速させ、収益拡大とデータ主導のビジネス成長を支援します。私たちは企業や個人がデータを最大限活用して安心安全なデータ活用を推進することで、より良い社会形成の「はずみ車」として貢献しています。