Director of Client Offering 吉野 祐輝

Googleからスタートアップへの転職

前職のGoogleでは、日本市場を含めたアジア太平洋地区のアプリディベロッパーに対して、データ分析を活用したマーケティング戦略策定支援を担当していました。グローバルに優秀な人材を抱える同社での就業はとても刺激的で充実していたため、正直に言うと転職する理由が見当たりませんでした。ただ一方で、Googleのようなプラットフォーマーにできるのは、汎用的なシステムやツールを提供するところまでで、なかなか顧客ごとの個別の要望には応えきれない、提案後の成果まで踏み込みきれない点にどこかもどかしさを感じていました。

そんな時に出会ったのがフライウィールの横山社長です。横山社長に伺った創業経緯は私が感じていたもどかしさと近しく、また、データを通じて人を幸せにしたいという強い想い、ラストワンマイルまで顧客に伴走しデータで成長を約束するというコミットメントの強さに共感し、ワクワクしたことを鮮明に覚えています。

Googleという”Great Place to Work®を受賞するような恵まれた環境から、当時まだ組織として整っていない環境に飛び込むことに一ミリも不安がなかったと言えば嘘になります。ただ、山月記の主人公が陥った「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」にいずれ蝕まれてしまうのではないか、という不安もありました。一度きりの人生。まっさらな環境で自分がどこまでできるか挑戦したい、という強い意志が勝りフライウィールに入社しました。

データアナリストとして入社してからの歩み

フライウィールには Data Analyst として入社しました。当時は創業3期目でまだ社員数も少なく、一人で複数の役割をこなす兼務スタイルが現在よりも色濃かったですね。どうしたらバリューを発揮できるか、試行錯誤の毎日でした。経営陣が発信する情報に高くアンテナを張ったり、不明な点があれば遠慮せずに周囲に質問することを心がけました。インプットだけでなく、自発的に会社戦略を記載したスライドを作成したり、プロダクトの概要資料を作成したり。インプットした情報を解釈・整理し、手触り感のある資料に変えて全体に共有する、といったアウトプットを習慣化させました。

それらのアウトプットも評価いただき、Data Analyst から自社プロダクト Conata(コナタ)™ の Product Marketing Manager になり、その後同プロダクトの Product Manager としてプラットフォームの成長を推進してきました。そこでの成果や組織開発への意欲が買われて、2022年からはClient Offeringというビジネスグロースに向けた戦略と売上責任を担うビジネス組織の統括として一つの部門を束ねています。

私自身のキャリア形成において、経営の意思決定に関わる立場になることを目標の一つに据えていました。フライウィールは年齢や年次関係なく、ミッション・ビジョン・バリューの体現やパフォーマンス次第で肝要なポジションへの登用を含む人材配置を実現しており、会社の成長とともに自身のキャリア目標も実現できていることに喜びを感じています。

 

Director of Client Offering の役割

フライウィールにおけるDirectorは、管掌部門におけるOKR(目標管理方法の一種)の責任者です。会社全体のOKRを基にClient OfferingのOKRを策定します。OKRの実現に向けた戦略立案や適切な伝達、採用を含む組織開発等を通じてチームを機能させ、目標達成に導くリーダーとして日々メンバーと切磋琢磨しています。

自身が事業や組織成長のボトルネックにならないよう、知識や仕組みをアップデートし続けることも重要です。経営陣とチームメンバーとのハブとなり、チームとして全体が同じ方向を向くことができるよう、可能な限り認識の齟齬をなくすようなコミュニケーションに努めています。また、それぞれのメンバーが「楽しい」と思えるようなポイントを掴むことも意識しています。メンバーが日々楽しみながら成長を促進できるような環境づくりに奔走中です。

育児との両立

フライウィールは子育て世帯の割合が高く、育児休業の取得や必要に応じてリモートワークの選択が可能なハイブリッド型のワークスタイル等、育児との両立に対する理解が深い点も魅力の一つです。かく言う私も3人の子どもを育てる父親なのですが、子どもの突発的な体調不良等イベントに対して周囲がサポーティブであることに支えられています。

ある時、内閣府の「ベビーシッター割引券」の存在を知り会社に相談したところ、相談から1週間程度で制度として導入されたんです。まさかそんなスピードで導入してもらえるとは思わず、日本発スタートアップのスピード感の早さを感じましたね。制度の利用で育児にかかる負担を軽減でき、パフォーマンスを維持しながら業務を遂行できています。

個人としては、3人目の子どもが生まれたことで、2023年4月から育児休業を取得する予定です。私の不在時に承認プロセスの遅滞なく物事が円滑に進むよう、組織の構造化や後進となるマネジメントレイヤーの育成、権限委譲にも取り組んでいます。

Client Offering のこれから

フライウィールのClient Offering部門は、あるべきデータ活用の定義・具現化を担います。データが価値を生み出す世界を構築していく上で、以下のチャレンジに直面しています。

・データの新領域におけるプロダクトの創出・立ち上げ
・データによる収益化という新たなビジネスモデルの構築
・データプロダクトにおける圧倒的なブランディングの確立

顧客、ひいては日本社会への価値貢献を目的としてこれらのコトを動かすために、常に創意工夫を重ねながら取り組めるようなチームにしたいです。単なる物売りではなく、顧客目線の事業開発・成長を通じた課題解決志向に常にこだわり続けます。

未来のフライウィールメンバーへメッセージ

フライウィールには、決断に迷った時・悩んだ時に常に立ち返る5つのバリュー(大切にしている価値観)があります。

・Believe in Data
・Focus on Impact and Decide What You Do Not Do
・Move Fast and Break Things
・Respect Open Communication and Feedback
・One for All, All for One Goal

これらの価値観に共感し、データ価値の最大化に共に取り組んでくださる仲間を募集しています。

「あらゆる業界のボトルネックを解消し、日本の産業を変え得る社会意義性の高いデータ活用を実現したい」
「データの力を強く信じている経営陣やメンバーとコトを動かしたい」
「データの専門性や経験豊富なメンバーから吸収しながらさらに自身を成長させたい」

そんな志向性をお持ちの方からのご応募を心よりお待ちしております!

※所属・業務内容は取材時点のものです。

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社員インタビューは下記リンクから
横井啓介:プロダクトマネージャー
太田浩行:スタッフエンジニア
川端貴幸:データサイエンティスト
前田達志:スタッフエンジニア